国際結婚は苦労する…!?国際結婚家庭に苦労の理由を聞いてみた

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国際結婚に憧れる人は少なくありませんよね。おおらかな旦那、可愛い容姿の子どもに囲まれることを夢見ている人も多いことでしょう。しかし、現実は甘いものではありません。“国際結婚家庭は苦労する”という言葉を耳にしたことがある人もいるのではないでしょうか。

「どの家庭だって、苦労がないわけではないよ!?」と思わず突っ込みたくなる人もいると思われますが、国際結婚家庭の人が揃って苦労を話すのにはそれなりの理由があります。といっても、いまいちピンと来ませんよね。今回は国際結婚した夫婦と、その下で生まれたハーフやクォーターといったミックスルーツの子どもたちに、国際結婚特有の苦労を伺いました。

この記事は私が書きました

神崎なつめ

自身でも熟年婚活女子に取材を行い、メディアを運用しているプロライター。そこで得たノウハウを元に、若い婚活女子・35歳の壁を突破したい女子向けに記事を執筆。TV局や出版社への在籍経験あり。情報検索技術者、教職免許状一種(中高・国語/高校・書道)、司書教諭、司書、NEALリーダーなどの資格を所有。
【Twitter】https://twitter.com/kanzaki_writer
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離婚率が高い?国際結婚家庭が苦労する理由3つとうまく付き合うためのアドバイス

国際結婚家庭は離婚率が高いことが言われています。厚生労働省の「平成28年度人口動態統計特殊報告」によれば、国際結婚の割合は結婚全体の3.4%を占めており、離婚率は結婚全体の6.0%となっています。ちなみに、日本全体での離婚率は1.73%ですから、数倍は離婚リスクがあると考えてよいでしょう。

これほど離婚率が跳ね上がるのにはそれなりの理由があります。国際結婚家庭に離婚の要因となる原因と、うまく付き合っていくためのアドバイスを伺いました。

(1)文化的背景による価値観の相違が多いためよく話し合う

Kさん・35歳女性

うちはアメリカ人の旦那と結婚しました。日本のキリキリした空気が苦手で、楽しい人と結婚したかったんです。おかげで、穏やかな毎日を過ごすことができましたが、子どもができてから夫婦喧嘩が途絶えなくなりました。子どもが病気になってもすぐに行く必要はないと言われたり、子どもを叱ると“かわいそう”だと言われたりと、教育方針に大きなズレがあったんです。挙句に、大切なペットが死んでも、へらへら笑ってブラックジョークを入れてくる始末。結婚する前に教育などについてたくさん話せばよかったと思います。

価値観が合うと思ったからこそ結婚することが大半ですよね。しかし、育った環境や文化的背景が全く異なると、思わぬ場面で衝突が生まれます。特に、守らなければならない子どもを前にして、大きな価値観の相違が浮上することが多いようです。

これまでの研究で夫婦喧嘩は子どもに大きな心理的負担を与え、脳に悪影響を及ぶことが多く指摘されてきました。水野智美ら(2011)の研究においても、子供の変化として、親への気遣い、乱暴になる、泣く、喘息などの身体症状の問題が起こることが明らかにされています。そして、こうした自分への悪影響への自覚症状は少ないようです。子どもが辛い思いをしないよう、あらかじめ多く議論ができると良いですね。

参考文献

水野智美ら(2011)『夫婦げんかが子どもに与える影響11』日本心理学科大会発表論文集75巻、日本心理学会

(2)言語によるすれ違いが多いためできれば相手の言語も学ぶ

Nさん・54歳女性

後になってから、旦那が言葉の意味を誤解していたことが発覚することがあります。あとから確認すると、文化的なものもあって私が想像しないような取り方をしてしまうのです……。玄関先などにきた営業の人の対応は任せられないですね。旦那は日本にもう30年以上いて、日本人の小学生相手に学校で英語を教えていますが、やっぱり日本人の大人とビジネス的な会話をするとなると弱いので騙されます。できるだけ難しい対応をさせないことと、日々の会話ですれ違わないよう相手の言葉を学ぶのが大事だと思いました。

翻訳がされているからといって、例えば同じような意味を指す英語と日本語が全く同じ意味やニュアンスであることはそうありません。それゆえ、中島和子の研究では、「父親と母親が異なる言葉を話すと家庭の不和の原因になる」と指摘がされています。誤解が生じないよう、一般家庭よりも入念なコミュニケーションが求められることでしょう。

参考文献

中島和子著(2001)『バイリンガル教育の方法:12歳までに親と教師ができること』アルク

また、日本は特にハイコンテクストで文脈依存が高いと言われており、文章通りに受け取れない言葉がたくさんあります。例えば、「本当にあんたっていい人よね」という言葉を見た場合に、褒め言葉よりも嫌味の可能性が高いと捉える人が大半ではないでしょうか。日本では、言葉の奥にある意味や場の空気を読むことがとても求められますよね。

日本ほどハイコンテクストな国は非常に少ないです。もし、ローコンテクストで言葉が表面通りの意味しか持たない国で育った人が、先ほどの言葉を言われたら、どう受け取るかは想像に容易いでしょう。こうした文脈的な誤解や行き違いを生まないためにも、相手の言語を知るのは必要不可欠と言えます。

(3)介護や経済的な問題があるため将来設計は慎重に行う

Oさん・26歳女性

物理的な距離ってやっぱり壁かなと。うちは、結婚するときに相手の両親から“介護はどうなるんだ”って言われましたよ。彼は一人息子なので、両親も老後が心配だったみたいです。幸い、うちは兄弟がいるので親を任せることができますけれど、介護の時期になったら海外移住かな〜と話しています。大きくなった子どもを残すかは未定。海外に住めば私も向こうで働くようになる可能性が高いのですが、言語も心配です。日本で、外国籍の親はなかなか就労できない実態があると感じていますが、彼の国ではどうなることか……。あらかじめ将来設計を慎重にしておくべきでした。

相手の国へ行くとなると、日本の友達や家族とそう会えなくなります。どちらの国へ住むのか、介護問題はどうするのか結婚前によく話し合っておく方が良いでしょう。また、定期的に帰省するとなると費用がそれなりにかかります。仮に身内の不幸があった場合も、それなりに貯金がないと駆けつけることができません。

これらを踏まえると、それなりに経済的に余裕を持たせることが求められると言えるでしょう。ですが、残念ながら言語が堪能でない人は働ける場所が限られていたり、外国人よりも日本人を優先して採用したりする実態があると感じています。特に、外国籍の人が黒人か、白人かでも扱いが変わっているのが現状です。一方で、IT系の企業であればさほど外国人であることが悪影響しないという当事者からの情報もあります。

これらを、それを踏まえても、経済的な懸念は持っておいて良いと思われます。筆者の外国籍の父は公務員ですが、国際結婚をして永住権を取得しているにも関わらず、外国人枠として扱われたために、会社の保険に入ることができずにいます。そのため、家族1人1人が国民健康保険に加入し、高い保険料を支払っています。こういった予想外の事態に見舞われることもあることは想定しておきましょう。

ハーフの子どもに憧れを持つ人は多いけれど…子どもの苦労3つ

交際結婚は両親だけが大変なものではありません。子どもも苦労することが多く、青年期を迎えてからも葛藤し続けることが多いと言われています。将来的に子供を望む人は多いと思われますので、ここでは少し子どもの実態も確認していきましょう。

(1)国籍の問題

Sさん・23歳男性

生まれたときに両方の国の国籍を取得する親が大半ですよね。それは僕的にはありがたいことだと思っています。でも、22歳までに国籍をどちらかに選ばなければならないって残酷ですよね。日本で就職するなら日本国籍を取ることが多いと思うけれど、僕にとっては日本人であり、中国人でもあるんですよ。それなのに、中国籍を捨てると、中国人としての自分を失った気がして、ひどく混乱します。

ちなみに、国籍選択したのちは「除籍する努力義務」が課せられます。選択した瞬間に剥奪というわけではない点は要注意です。

(2)バイリンガルでない自分

Gさん・25歳女性

私はフィリピンハーフなのですが、そういうと“え、じゃあフィリピン語が話せるの?話してみて”って言われます。正確にはタガログ語だからそれも嫌なんだけれど、話せないから聞かれること自体が辛いです。なんか、ダメなハーフって言われてるみたいで……。ハーフって、就職の場面とかでも絶対と言えるほど聞かれますよね。完璧な外国人なら“話してみて?”なんてそう言われないのになんでだろう……。

バイリンガル教育の方法というのは、現時点の研究では未解明です。それゆえ、両方の言語を堪能に話すハーフの方が少ないのではないかと思われます。

(3)自分のアイデンティティはどこにあるのか

Mさん・19歳女性

大人になった今でも、自分は何人なんだろう、何者なんだろうって。なんか、完全に日本人じゃないし、かといって完全にカナダ人でもないから、中途半端なんですよね。で、日本に行けば“お前はハーフだ”っていう事実を突きつけられるし、カナダに行ってもカナダ人になれない……。まるで社会から追い出されているような疎外感を感じます。

ハーフにアイデンティティクライシスが起こりやすいことはよく言われています。すでに葛藤で精神に負荷がかかっているため、外的な要因からのストレスに非常に弱いという指摘も多いです。多感な時期は特に注意が必要です。

まとめ

あなたは結婚したい相手が、その人だから好きなのでしょうか。それとも、外国人だから好きなのでしょうか。「海外の人って価値観合うのよね」という人は非常に多いですが、国際結婚は苦労が多い以上、愛がなければ乗り越えることが困難です。彼を愛しているのか、それとも外国人と恋愛している自分が好きなのか、今一度考えてみると良いかもしれませんね。

 

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